災害時、ペットと一緒に避難することを同行避難といいます。
2011年東日本大震災時には同行避難が周知されていなかったため、たくさんのペットが命を落とすこととなりました。生き残り、放浪常態となったペットもたくさん保護されましたが、名札やマイクロチップなど所有者明示がされていない場合が多く、現在でも飼い主のもとへ帰ることができないペットが大勢います。
また、同行避難ができたとしても鳴き声や排泄物など、避難所でのトラブルになった例が多数報告されています。

災害が起きたときにどうするか、考えていますか?

  • 集合場所はどこか
  • 同行避難できる避難場所はどこにあるのか
  • 避難経路について
  • 必要なものは何か
  • どうしたら一緒にいられるのか

災害が実際に起きて、ペットとともに避難が出来たとしても避難所にはペット好きな人だけでなく、あらゆる人たちが集まります。

他の避難者に迷惑をかけず、またペット達にもストレスをかけず、少しでも快適に生活するか、それは日頃からの備えにあると思います。

一緒に避難ができたとしても避難所ではクレートに入っての生活となり、家族と同じ場所で暮らせる(室内同居)とは限らないこと。避難所ごとにルールがあり、屋外飼養の避難所もあるということ。

日常とはかけ離れた環境であるからこそ、他の避難者やペット達とトラブルを起こさぬよう、最低限のしつけをし、クレートには慣れておきたいもの。

クレートというと閉じ込めてしまうようでかわいそうと考える方もいるかもしれませんが、犬や猫はもともとクレートのような狭くて暗い穴を住処としていたので、慣れてしまえばリラックスして過ごせる安全な場所となります。

日頃から最低限のしつけをし、クレートを寝床として慣れておけば、いざというときも安心。

普段からできること

◇しつけと健康管理

  1. 「待て」「お座り」「伏せ」「おいで」等基本的なしつけをする
  2. クレートに入ることを嫌がらないよう日頃から慣らしておく
  3. 不用意に吠えないしつけをする
  4. 人や動物を怖がったり、攻撃的にならないように慣らしておく
  5. 決められた場所での排泄をできるようにする
  6. 狂犬病予防接種と各種ワクチンを接種する
  7. 犬フィラリア症など寄生虫の予防と駆除を行う
  8. 不妊・去勢手術を行なう
  9. 猫の場合、出来る限り室内で飼育する
     (放し飼いだと災害時に行方不明になることが多いため)

◇行方不明にならないための対策

〈ペット〉

  • 首輪と迷子札をつける
  • 鑑札・狂犬病予防注射済票をつける
  • マイクロチップを挿入する

〈飼い主〉

  • ペットの写真を携帯に保存するなど、常に持ち歩く
  • 飼育記録や飼育手帳(かかりつけの動物病院、ワクチン接種記録等が記入してあるもの)を用意しておく

◇ 避難用品や備蓄品の確保(防災バックに入れて用意しておきましょう)

避難の際に手が空くよう防災バッグはリュックサック型がおすすめです

重要度★★★

  • 常備薬・食事療法食(災害時には手に入りにくいため、ゆとりを持ち備えておく)
  • フード・水(少なくとも5日分)
  • クレートやキャリーバッグ
  • 予備の首輪・リード(伸びないもの)
  • ペットシーツ
  • 排泄物の処理用具
  • トイレ用品(使い慣れた猫砂など)
  • 食器(折りたたみ式のボウルは持ち運びに便利なのでおすすめ)

重要度★★

  • 飼い主の連絡先
  • ペットの写真
  • ワクチン接種状況、健康状態がわかる記録手帳など
  • かかりつけの動物病院の情報

重要度★

  • タオル
  • ブラシ
  • ビニール袋
  • お気に入りのおもちゃ
  • 洗濯ネット(猫の屋外診療・保護の際に有用)
  • ガムテープ・マジック(ケージの補修など多用途に使用可能)

◇ 住んでいる地域の同行避難に関する情報収集

ペットの受入れが可能な指定避難所の把握
指定避難所での飼育環境の確認
事情により避難所へのペットの同行が不可能になった場合の避難先や預け先の想定

弊社がある千葉県佐倉市には、小・中学校・高等学校の緊急避難場所を含め、避難所は全部で39か所あり、そのすべてで同行避難を受け入れています。
ただし、避難所の建物内でペットが飼い主と一緒に過ごすことはできず(介助犬を除く)決められた場所で、飼い主自身が飼育管理を行わなくてはなりません。様々な人が共同生活を送る避難所においては、動物が苦手な人、アレルギーを持っている人などへの配慮が必要となります。

災害に備えてフードを備蓄しましょう

避難所には非常食が備蓄されていますが、そのほとんどが人間用の食料です。ペットのフードについては非常食として備蓄されていないため、いつも食べているペットフードと水を用意しておく必要があります。

また、環境の変化により、ワンちゃんネコちゃんは緊張で食欲がなくなってしまうことがあるため、嗜好性の良いウェットフードを準備しておくことをお薦めします。

ナチュラルハーベスト、カントリーロードのドライフードは真空パックになっており、賞味期限は製造から2年となります。酸化せずいつでも新鮮な状態で食べることができますので、安心してお使いいただけます。